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防犯専門店 Re:Lief【リリーフ】は、株式会社 次世代が運営する安全と環境をテーマにした新しいプロジェクトショップです。

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住まいの防犯HOUSE SECURITY

住まいの防犯 安全対策その3

CP部品


 警察庁および国土交通省は、平成14年、深刻な状況にあった住宅侵入犯罪に対して、建物設備面の防犯性能の向上によってその防止を図ることを目指し、経済産業省や建物部品関連の民間団体(日本サッシ協会や板硝子協会など)といっしょになって、「防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」を設置しました。

 この官民合同会議では、防犯性能を有した建物部品の開発・普及のあり方、防犯性能試験の方法について検討を行った上で、実際に建物部品の性能試験を行い、平成16年より「防犯性能の高い建物部品目録」として、試験合格品(CP部品)の一覧を公表しています。

 官民合同会議では、前述の「防犯性能の高い建物部品」の普及を促進するため、「共通呼称(防犯建物部品)」と「共通標章(CPマーク)」を制定しています。CPマークは、「防犯=Crime  Prevention」の頭文字のPとCをシンボル化したものです。
 世の中には防犯商品がたくさんありますが、公的な機関が特に優れた性能を発揮する商品をCP部品として認定することで、知識の少ない消費者でも間違いのない商品選択が可能になっています。

CPマーク
防犯性能の高い建物部品目録 平成25年5月23日更新
公益財団法人 全国防犯協会連合会



防犯効果のあるガラス


 住宅で用いられるガラスには、フロート板ガラス・型板ガラス・網入りガラス・強化ガラス・合わせガラス、さらに2つのガラスを組み合わせて作る複層ガラスがあります。
 ガラスの防犯効果を測る方法には、CP部品の認定試験があります。CP認定では、「騒音の発生を可能な限り避ける攻撃方法に対して5分以上耐えうること」「騒音の発生を許容する攻撃方法に関して騒音を伴う攻撃回数7回(総攻撃時間は1分以内)を超えて耐えうること」、という2つの基準をクリアしているかどうかを試験します。

 この試験を判断基準にして各ガラスの特徴と防犯効果をまとめたのが下表です。
 特に注意しておきたいのは、網入りガラスと強化ガラスには防犯効果がないということです。
 ガラスに鉄線の網が入っているので強いと誤解されている人が多いようですが、網は熱割れでガラスが落下するのを防ぐためのもので、人による恣意的な攻撃からガラスを守るためのものではないのです。

ガラスの種類 特  徴 防犯効果
フロート板ガラス 住宅用ガラスの中で最も一般的なガラスで、製法としてスズなどの溶融金属上に溶かしたガラスを浮かべて作るところからフロート板ガラスといわれている。 防犯効果はない。
型板ガラス 表面の型模様を圧延ロールで彫り込む加工を施したガラスのことで、光を柔らかく拡散するとともに視線を遮る効果がある。 防犯効果はない(フロート板ガラスよりも弱い)。
網入りガラス 防火を目的として開発されたガラスで、加熱されることによりガラスが割れても破片が脱落しないので、火炎の貫通を防止できる。 防犯効果はない(フロート板ガラスよりも弱い)。
強化ガラス 同厚のフロート板ガラスの3〜5倍の強度がある。万一ガラスが割れても破片が粒状になるため、大きなけがになりにくい。 強度はあるものの、割れると粉々になってしまうので、防犯効果はない。
合わせガラス 2枚の板ガラスを透明で強靭な中間膜で貼り合わせたガラスで、耐貫通性に優れている。また、破損しても膜によって破片の飛散が防止されるので極めて安全性が高いガラスである。 防犯効果は高い。中間膜の強度によって防犯性能は変わり、30ミル(約0.8mm)以上の厚みの中間膜を使ったものを防犯合わせガラスという。
複層ガラス 断熱を目的としたガラスで、2枚のフロート板ガラスの間に空気層を設けることで、室外の熱を室内に伝えにくくしている。 (1)騒音を出さない攻撃には効果があるが、(2)騒音を許容する攻撃には効果はない(叩くと2枚のガラスとも簡単に割れてしまう)。


防犯フィルムの効果


 ガラスに貼るフィルム系の商品にはさまざまなものがあります。 ホームセンターなどでよく目にするのは飛散防止を目的としたフィルムで、衝突時や地震時などにガラスが割れて飛散する危険を防ぐためのものです。
 あくまでガラスの飛散防止を目的とするため、意図的に破壊しようとする行為に対してはあまり強度がありません。

 したがって、防犯を目的にした商品かどうかしっかり確認しておく必要があります。
防犯目的と称したフィルムであればそこそこの性能を発揮しますが、それでも、いろんなメーカーから多くの防犯フィルムが出されているので、消費者としてはどの商品が良いのか判断しにくいものです。
 そこで、防犯フィルムを貼るのであれば、CP認定を受けた商品を選ぶことをお勧めします。
 CP認定を受けているような防犯フィルムであれば、防犯合わせガラスと比較しても遜色ない性能を有しています。
 ただし、防犯フィルムには施工しにくいという欠点があるので、注意しておく必要があります。

 フィルムの内部に気泡が残っていたり、端部の接着が弱くてめくれ上がったりするなどの施工不備がある場合や乾燥し切れていない場合は、性能がしっかり発揮できないのです。
特に、CP部品のような性能のしっかりしたものほどフィルムに厚みがあり、施工が難しくなります。
 性能確保のためには施工の技量が欠かせないため、専門の施工業者に依頼するのが一番といえるでしょう。




   

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